賃貸物件探しにおいて、部屋の「内見」はその物件を見極めるためにとても重要な項目です。
しかし、限られた時間のなかで物件のことを正しく把握するには、事前に内見の流れやチェックすべきポイントについて知っておく必要があります。
そこで今回は、賃貸物件の内見における流れや所要時間について、そして内見の際に確認しておくべきポイントについてもご紹介していきます。
賃貸物件を内見する流れと平均的な所要時間とは
賃貸物件探しでは、まず訪れた不動産会社で部屋に関する希望条件を伝え、当てはまる物件の資料を見せてもらうことからはじまります。
住宅情報サイトなどで内見したい物件を決めてから不動産会社に申し込む場合もありますが、その際も店舗でおすすめされた物件をいくつかあわせて内見する方が多いです。
内見する物件が決まったら、不動産会社の担当者と一緒にそのままの流れで内見へと向かいます。
内見の所要時間としては、テンポよく進んで1件あたり30分ほど。
不動産会社を訪れてから内見する物件を決めるまでに1、2時間ほどかかるので、1日で見てまわれる内見数は3、4件ほどが目安となります。
ただし、急な転勤などでどうしてもその日に物件を決めてしまいたいという方は、朝から行動を開始するなど時間に余裕を持って不動産会社を訪れましょう。
賃貸物件の内見でチェックすべきポイントと流れ
賃貸物件を内見する際に必ずチェックしておきたいポイントとしては、「日当たり」や「風通し」「臭い」といった、見取り図や資料だけではわからない部分です。
ベランダの窓を開けるなどして、そこからの景観や面している道路の騒音状況もチェックしておきましょう。
またカビが生えている場所はないか、換気扇はあるか、下水の臭いは気にならないかなども確認しておくと安心です。
持ち込む家具が決まっている場合は、メジャーを使って具体的な配置のイメージを作っておくと、実際に運び入れたときのギャップを回避できます。
細かい部分では、コンセントの位置やシャワーの水圧なども、日々の生活の快適さに関わってくる要素です。
さらに、内見はマンションの共有スペースをチェックできる貴重な時間でもあります。
部屋を内見した流れで、ゴミ置き場や駐輪所はきちんと管理されているか、エントランスのオートロックや防犯カメラはきちんと機能しているかなど、しっかり確認しておきましょう。